【UoPeople】UNIV1001とCS1111の所感
聞こえますか…聞こえますか…今、TermとTermの合間から語り掛けています…。というわけで、UoPeopleの初めての正式な(?)Termが終了し、無事に単位を取れたことを確認したところです。今Termは「UNIV1001:Online Education Strategies」と「CS1111:Introduction to Computer Science」の2コースを受講しました。Term中はUoPeopleの課題以外のことが一切できないほど課題に追われていたので、途中でブログを書くことができませんでした。そのため、もはやあまり覚えていない部分もありますが、所感を書いてみます。
UNIV 1001:Online Education Strategiesについて
UoPeopleに入学した学生が必ず最初に受けなければならないコースです。コースの名前の通り、オンライン大学で学ぶにあたっての準備を行います。具体的には、UoPeople内でのリソースの探し方やルール、APAスタイルといった規則的なものから、タイムマネジメントやアクティブリーディングといった学習の仕方まで幅広く学びます。
このコースにはメインのテキストがあり、各Unitのテーマに沿った部分がReading Assignmentとして指定されるのですが、このテキストが個人的にはすごく良かったです。思えば、最初に大学に入った頃は勉強の仕方なんてものを考えたこともなく、ただ漫然と授業を受け、適当にノートを取り、適当に過ごしてきました。まぁ、その頃の私がこういったテキストを読んだとしても心に響かなかったかもしれませんが、世界中の全大学は入学時にこれを学生に読ませるべきだ…と感じるほど、今読むととてもためになる内容でした。
課題の量はそこまで多くなかったです。というより、同時に受けたCS1111の課題が重すぎて、相対的にこちらのコースが楽に感じました。一回だけ、自分で適切な論文を探す必要がある課題がありましたが、文献探しはそこそこ大変でした。コースの性質上、割と自分の意見や体験を書く課題が多かったですが、Discussion Forumでsupport(意見への裏付け)のない投稿はインストラクターから指摘されていました。なので、どんなちょっとしたことであっても課題には必ずReferenceを含めるようにしていました。しかし一度、YouTube動画を引用したところ、Discussion ForumではYouTubeのURLが自動的に埋め込み動画として表示される仕様のためReferenceにURLがない形となってしまいました。それが原因で減点されたのは微妙にモヤッとしました。(でも説明が面倒なので受け入れました)
クラスメイトもインストラクターも優しい人ばかりで人間関係(というのか?)でのストレスはなかったです。ただ、ペラリー・クイーン(この記事を参照)みたいな面白い人(?)がいなかったのが残念でした。いつかまたどこかのクラスで会えるかな、ペラリー…。
CS 1111:Introduction to Computer Science
こちらはComputer Science専攻の学生が最初に受けなければならないコースです。以前はCS1101というPythonのコースが最初だったようなのですが、最近こちらのコースが新設されたようです。内容はこちらもコースの名前の通り、コンピュータサイエンスに関するトピックを薄く広く学びます。『入門コンピュータ科学』という本がありますが、ちょうどこの本の内容をギュッと凝縮したような感じです。CS1101を受けたことがないのに言うのもあれですが、いきなりPythonプログラミングのコースを受けるよりも、こういった全体を俯瞰するコースで頭にインデックスを貼っておくのは良いんじゃないかなと感じました。
私は現在ITエンジニアとして働いているので、ある程度知っている内容が多かったです。とはいえ、業務を通して得た細切れの知識を持っているだけといったものもかなりあり、テキストで体系立てて学ぶことは非常に有意義でした。また、思わぬ収穫として、英語での情報源の多さを実感したというのもあります。Reading AssignmentとしてUoPeople内の図書館にあるテキストの他に、Webページも指定されることがありました。大学が指定するだけあって、そこら辺の個人のブログとは異なり(失礼)結構網羅的でしっかりと解説されているページばかりで、英語だとWebにもこんなに色んな情報源があるのかぁ…と思いました。
課題については、毎回提出しなければならない課題の数は少なかったのですが、求められるワード数が私にとってはとても大変でした。上述のUNIV1001の方が課題の数としては多かったのですが、ワード数が少なかったためそこまで精神的負担はありませんでした。課題の内容についても、テキストまたは相当する資料でちゃんと知識を身に着けた上で、しっかり考えて回答する必要がありました。ただ、そういったアウトプットをすることで単にテキストを読むよりも理解が促進されたり記憶に定着したりするとは思いました。
こちらのコースもインストラクターはとても親切でした。一度、課題の内容が全く読み解けずにメッセージで泣きついたのですが、とても丁寧に返信して頂けました。課題の内容について質問するのってどうなんだろうと迷いました。「それを考えるのが課題だろ」と言われるかもしれません。しかし、UNIV1001で「インストラクターは学びのパートナーである」とテキストに書いてあったこともあり、勇気を出して質問してみたのでした。
私はいわゆるAIっぽい英語の文体というものはわからないのですが、Discussion Forumに明らかにChatGPTの出力をそのまま貼りつけた投稿がいくつかありました。別にAIは使っていいと思うのですが、なんというか、「私はあなたの魂のこもった文章が読みたいんだ…!」ととても残念な気持ちになります。クラスメイトが自分で書いた投稿であれば、拙くても間違っていても読む価値を感じますが、ChatGPTの綺麗で整然とした投稿を読む気にはなれませんでした。この経験から、私は拙くても自分の言葉であることを大事にしようと思いました。(どうでもいいけど、少しぐらいChatGPTを使っていることを隠そうとしないもんですかね?)
2コース同時受講について
結論からいうと2コース同時受講は私にとってはとても大変でした。可処分時間の全てをUoPeopleに費やしました。
実は2コース同時受講するかどうかとても悩みました。というのも、資格試験などの勉強をする余地を残すためにあまりにもUoPeopleでカツカツな生活にはしたくないと思いつつ、毎Term1コースずつしか受けないとなると卒業までにとてつもない時間がかかってしまうからです。(単位移行はせずすべてUoPeopleで取る予定)それに、入学直後のコースは比較的内容も易しいと思われますし、モチベーションも時間が経つにつれて下がっていくことが自然です。
そこで、Termが始まりコースがオープンになると同時に、2コース同時受講が可能かどうか判断するために全Unitの課題の量を書きだしました。(先のUnitも課題の内容は見れる)その結果、もうどうしようもなく絶望的…というわけではなかったので、とりあえずチャレンジすることにしました。UoPeopleにはコースをキャンセルできるタイミングが2回あります。dropとwithdrawです。とりあえずやってみて、どうしてもダメだったらwithdrawしようと思いました。でも実際やってみると、大変ながらもなんとかなってしまうんですよね。withdrawの期限を迎える頃には、「せっかくここまでやったんだから、やり切るしかない」と思うようになりました。
先に書いた通り可処分時間の全てをUoPeopleに持っていかれる生活だったので、ちょっとでも残業したり、体調を崩したり、土日に予定が入ったりしたら詰みでした。また、他の資格勉強などは一切する余裕がありませんでした。一度旅行に行ったのですが、ノートPCとノートを持ってホテルでReading Assignmentをやっていました。私の場合ラッキーだったのは、課題が多くて大丈夫かなと不安だったUnitがちょうど年末年始休暇とかぶっていたことです。正直、休みがなければ絶対無理なスケジュールだったのでかなり助かりました。神様ありがとう!お賽銭たくさん入れておきました。
2コースやり始めた当初は、「もう絶対に何が何でも2コース同時受講はしないぞ…!」と決意していましたが、何だかんだ次のTermも2コース履修登録しました。やっぱり卒業までの時間が長くなるというのが気になるので。またTermの初めに課題を書きだして、できなさそうだったら早々にdropする予定です。
これはあくまで私の場合で、もっと英語の読み書きがスムーズにできる人であればもっと楽にこなせるかと思います。